今回は帳簿の種類に触れましょう。各個別に詳しくなるととても多いのですが、ごく一般的に必要とされるものに触れましょう。

まず、証憑書つづり(しょうひょうしょ)です。これはいわゆるレシート・領収書をぺたぺたと貼って整理しておくものです。日付順に貼っていくのはもちろんですが、よく見かけるのは一ページにところ狭しと貼っていく人が多いです。これは非常に見づらいし、あとから該当する領収書等を探すときにとても探しづらいです。余裕をもって貼っていきましょう。レシートや領収書の数にもよりますが、1ページ二週間分が限界でしょう。

次に、出納帳(すいとうちょう)です。これは現金や預金の収支を記録していくものです。現金の収支を記録したものを「現金出納帳」といいます。預金は「預金出納帳」なのですが、通帳をコピーして代用することが一般的ですね。出納帳は月初の現金残高、日別の残高、現金の入金、現金の出金を記録して月末で一度締めます。

無題

おおよそこんな感じです。いろいろとツッコミどころ満載の見本ですが、あくまでも簡易的な見本です。このように現金の入出金を記録し、残高を記帳していきます。当然手持ちの現金と残高が一致しなければなりません。手書き(ボールペン)で記帳しても良いですし、エクセル・ワードで作っても、会計ソフトに入力しても良いです。ただし、現金出納帳・預金出納帳はこれ以降の帳簿の元になるものですので、修正・削除をした場合必ずわかるようにしなければなりません。なのでただ入力すればいいわけでもありません。帳簿は領収書等と同じように決算書や申告書の証拠になることを覚えておいてください。