さて、前回の続きです。

現金出納帳等を作成するにあたって、伝票を使用する方もいらっしゃいます。伝票には「入金」「出金」「振替」という種類があります。「入金」「出金」は現金・預金の入出金用です。一般的に入金伝票は赤く、出金伝票・振替伝票は青いです。

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こんな感じです。振替伝票は現金・預金の入出金やその他の仕訳を作成できます。いわゆる万能選手です。入金・出金伝票はそれぞれ入出金に特化したものです。領収書が出ない場合の支出や現金入金の覚書にも使用ができます。伝票に関しても市販されているものを必ず使用しなければならないことはなく、独自のものを作成使用しても構いません。例えば領収書を貼るスペースと伝票が一体化されたものなどは便利ですね。

出納帳と違ってパソコンで作成できるものではないので、必ず手書きになります。

出納帳や伝票を手書きで作成せずに、領収書等から直接入力が今の主流ですが、それぞれの帳簿の意味や意義を知っておくことは重要です。なぜならば公的書類を作成する際にこのことが前提となっていなければならないからです。出納帳や伝票はもう要らないのではなく、なくてもいいけどどうやって「簿記」の知識に沿って説明しますか?が大事です。弊社では書類の意味・意義を丁寧に説明させていただきご理解を得た上で、帳簿の作成や説明をさせていただいております。当然、一度や二度で覚えられるものでもないので何度でも同じ質問を投げかけて下さい。懇切丁寧に説明させていただきます。

ここまで入力前の帳簿に関しての説明をさらっとさせていただきました。今後、帳簿の詳細説明は提携税理士さんをお招きして税務を絡めたセミナーを開催する予定でおります。開催告知が出ましたらお知らせいたしますので、ふるってご参加して下さい。