まずは、介護保険の概要を理解しましょう

①背景 日本は世界最速で超高齢社会を迎えています。寝たきりや認知症の増加、介護の長期化など介護の必要性・重要性が高まり、家族だけでの対応が困難になってきました。

このような背景から2000年に介護保険法が施行され、国民と国、地方自治体が費用を負担して、介護サービスを提供する制度が構築されました。

②現状 介護保険加入者数、65歳以上の第1号被保険者で平成27年12月末現在で3,358万人となっています。その人達が負担する保険料の全国平均月額は5,514円になっていますが、今後更に負担増が見込まれています。

③人数 平成27年12月現在、要支援認定者・要介護認定者数は総数618万人で第1号被保険者の18.4%にあたります。

④原因 介護が必要となった主な原因、第1位脳血管疾患(脳卒中)、第2位認知症、第3位高齢による衰弱となっています。

⑤被保険者 40歳以上の方全員です。サービスの利用ができるのは介護が必要と認定された方で、64歳以下の方は、特定疾病(16種類)が原因で認定された方のみが利用できます。

⑥要介護状態 認定レベルが7段階あります。要支援1、2と要介護1~5となります。

⑦利用方法 市区町村の介護窓口に要介護認定の申請をすることで、すべてが始まります。

次回は、介護サービスのあれこれです。